ヘッダー

結婚した相手を間違えた?運命の人とは異なる?

男女間の出会いは様々あります。

そこから最終的には結婚へと発展して、ともに二人でこれから先の人生を歩んでいくという夫婦は、昨今では減少の傾向をたどっています。

結婚を決めたからにはそれなりの妥協はあってもその妥協も含めて「運命の人」という意識をもって結婚をするでしょう。

しかし、それは、年次離婚件数と婚姻件数の変移・熟年離婚・生涯未婚率の大幅な増加などから、「運命の人」イコール「結婚した人」とは違うということをここでは意味しています。

離婚件数ですが、1960年代は人口総数約9,500万人に対し年次約8万組、1000人あたり0.8組の離婚件数でしたが、2010年代は人口総数1億2000万人に対し年次約22万2千組、1000人あたり2.2組の離婚件数と倍以上に増加しています。

また、データでは婚姻件数は1960年代は年次約95万件、1000人あたり10組の婚姻件数でしたが、2010年代は年次約70万件、1000人あたり5.8組と約3分の2以下にまで落ち込んでいます。

1960年代と2010年代を比べてみましたが、この1960年代というのは1930年代では70%だったお見合い結婚が50%となって恋愛結婚と同率となった時期です。

2010年代ではお見合い結婚は5%にも下がっています。

恋愛での結婚は、自由に結婚相手を決められ、お付き合いなどを自由に重ね確実に「運命の人」を決められるようなもののように思えますが実は違うのかもしれません。

ウェディングドレス

運命の人と結婚しないとこの先は不幸になる?

熟年離婚(50歳以上の離婚件数)にいたっては深刻です。

1990年代まで離婚件数の10%を切っていたのが1990年代から一気に約15%まで上がります。 2010年代では20%まであがっていますので運命の人となんて言ってられません。

この1990年代からの増加は第一次ベビーブームの子供が成人し、子育てに一段落つきます。 かつ女性の社会進出の増加から、50歳以上であっても一人で生計を立てていける女性が増えたことが起因しています。

「生涯の伴侶」という言葉はもう通用しない時代になってきています。

また、生涯未婚率(50歳時に一度も結婚していない人の率)は女性での場合1960年代で約1.8%だったのが2010年代で約10%と5倍に、そして一般的には男性にいたっては約1.5%から約20%と、13倍になっています。

こちらも同じく、1990年からぐっとその数を増加させて現在に至っています。

女性に至っても、運命の人と決めていた相手との数字は2000年代からの5.7%から2010年への10%はかなり大きな増加です。

結婚した相手が運命の人と違っても幸せか?

人間の幸せの価値観は人それぞれですが、結婚した相手が運命の人ではなかったら幸せではないかと言えば、そうとも言い切れません。

もしかしたら、他に本当に赤い糸で結ばれている相手がいるかもしれないと思うことは仕方がないことです。

しかし、ロミオとジュリエットがそうであるかのように、けして、運命の人とパートナーになり一緒になれるとは限らないのです。

仮に今の配偶者がそうでなかったとしても、悲観する事はありません。

ましてや、子どもがいるのであれば、親としてはそんなドラマみたいな妄想ばかり言ってられないのです。

仮に結婚した相手が理想とは異なったとしても、現実を受け止め、これから将来の幸せを作っていく事の方が大切なのかもしれません。

相手が運命の人と違う場合は離婚も考えるべき?

そもそも結婚しない選択をする男性が1990年代から増えたのは、バブル崩壊で結婚して妻子を養うという余裕が男性側に無くなり、かつバブル時代の高水準な生活を保っていたいという願望とそれによる自由な生活から、妻子の必要性が無くなってきた表れでしょう。

2000年代からの女性の生涯未婚率の増加は、小泉政権の時期と重なり、労働に関する大幅な改革が成され、運命の人と言っても熟年離婚の原因同様、女性の社会進出の増加が大幅に増えたことで、若いうちから夫がいなくても独りで生計を立てられる女性が増えたことによります。

1960年代以前までは、お見合い結婚は当然の風潮でありましたが、以降は一人ひとりが自由に恋愛しかつ一人でも生活できなければという風潮が年を追うごとに大きくなってきています。

平均初婚年齢も1960年は男性27歳・女性23.5歳だったのが2000年の男性28.3歳・女性26.5歳からぐっと上がり、2015年には男性30.7歳・女性29歳と、結婚するのに恋愛感情のみでは判断せず、様々な視点から見ることの出来る年齢での結婚へとシフトしてきています。

「運命の人」はこの人だ!とそのときは本当に思うかもしれませんが、それで結婚して失敗した!、思い描いていた結婚生活と運命の人とは違う、と思う方が離婚率・熟年離婚率の増加から見て取れます。

同時に、それだけ慎重になってそもそも結婚しないという選択肢を選ぶ人がかなり増えてきています。

一人での生活の自由さの優先などが、結婚すらしないという結婚観を持つ方たちの増加に深くつながり、赤い糸で小指が結ばれている「運命の人」イコール「結婚した・これからする人」には取って代わらない時代へとなってきているのかもしれません。

このページの先頭へ